鼻の病気

アレルギー性鼻炎

現在、国民の約5人に1人がアレルギー性鼻炎にかかっているといわれており、患者数の増加と発症の低年齢化が社会的にも問題となっています。その治療の主体は薬物療法ですが、アレルギー性鼻炎は体質的な病気であり、お薬で完全に治るものではありません。そのため、まずは原因物質に暴露しないようにするなどの予防が大切になります。
アレルギーの原因(アレルゲン)には大きく分類して5種類(花粉・食物・ハウスダスト・カビ・ペット)あります。
アレルゲンそれぞれで予防法が異なるので、まずは原因を調べ、自分の日常生活での接点を検討し、対処法を考えましょう。
例えば、ハウスダストであれば、こまめに掃除をしたり、布団を干したり、部屋を清潔に保つ事が予防法です。
また花粉が原因であれば、花粉によって飛散時期が異なるため、その時期に外出を控えたりすることも有効な予防法です。
そのためMAクリニックでは、アレルギー性鼻炎の方に自分のアレルギーの原因が何かを知って、治療・予防していただく事をお薦めしています。
検査は採血で、一般的に多いアレルゲンについて10種類程度を調べます。

治療

・抗アレルギー剤(内服・点鼻)
・血管収縮剤(点鼻)
・ステロイド(点鼻)
・ネブライザー療法等
舌下免疫療法

アレルギーでお悩みの方は一度ご相談ください。

副鼻腔炎

副鼻腔炎が起こる原因としては、まず風邪などのウイルスや細菌の感染によって鼻腔に炎症が起こり、副鼻腔は鼻腔とつながっているため、次いで副鼻腔にも炎症が及びます。この状態が急性副鼻腔炎です。
通常は自然に治ったり、抗生物質の内服や鼻の吸引処置・吸入等の治療で軽快しますが、時に副鼻腔粘膜の炎症が長引きます。
その場合、本来膿汁を排出する能力を持った粘膜の働きが悪くなり、粘膜そのものが腫れ上がって鼻腔との交通路をふさいでしまい、さらに炎症が治りにくくなるという悪循環におちいります。この状態が慢性副鼻腔炎、俗にいう蓄膿症です。ひどいときには腫れた粘膜が鼻腔まで広がって、ポリープ(いわゆる鼻茸)になったりします。
この他にも、ハウスダストや花粉によるアレルギーや、喘息などが副鼻腔炎を治りにくくする場合もあります。

症状

・鼻症状(鼻づまり・膿性の鼻みず・異臭感など)
・発熱
・頭痛
・顔面痛
・歯痛など

レントゲン検査で副鼻腔粘膜の腫脹や、貯留液の有無などを確認します。また内視鏡で鼻腔内の副鼻腔への出入り口を観察する事が出来ます。
状態に応じて細菌の検査をします。

治療

・鼻の吸引除去処置
・ネブライザー療法
・薬物療法(抗生剤・消炎剤等の内服)等

それぞれの症状にあわせてお薬を処方します。


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